Entry No.109
ライスポ丸
1985 Honda NS500 / T.ABE

阿部孝夫さん追悼記念のNS500を作ります。
このNS500は生前阿部さんが一番お気に入りのマシンだったということで、根性入れて作ります。
時間はありませんが、茂木には間に合わせます。
はーださんにご提供いただいたデカール、スタジオ27のNSのグレードアップパーツ、タミヤから取り寄せた白カウルを使います。
NS500は何台も作っていますが、実車に似せるのが難しいです。 まずは、フレームの加工。 ステップホルダーを84年型に変更します。 キットのプラパーツを半分ぐらい削り、エッチングパーツを貼り付けます。段差はポリパテで修正します。 スイングアームは、側面を凹ませて、アルミの角材を曲げた感じにします。
補強をプラ棒で作り、瞬間パテで溶接痕を再現します。
阿部さんのNSで、大変なのが、フロントフォークです。 タミヤキットのボトムケースに付いている、カバーを削れば済むことなんですが、カバーに隠れているディテールを作り直すのが困難なので、NSRのジャンクパーツとドッキングさせます。減衰圧調整用のパイプは虫ピン。 インナーパイプは、3.2ミリの釘を磨きだして使用。 ハンドルバーの取付用の穴も開けておきます。 釘の質感はリアルですね。 トップブリッジ、アンダーブラケットの締め付けボルトは、ニッケル線に変えています。
阿部号の外装はRS用なのか、トリコロールのNSとは全く違います。
フェンダー以外は、とことん修正しました。特にタンクは前後長を伸ばして、左右を詰めるので、中にキャストを流して、いくら削っても穴が開かないようにして、作業しました。フロントカウルはナックル部の大きさを変更、上下の分割ラインの変更、下部のラインを緩やかに変更。 全てのダクト形状も変えています。
シートカウルは上下を詰めて長い感じにします。 また、上のラインが跳ね上がらないようにしています。このNSキットはタミヤマジックとも言える、デフォルメが効いているので、バランスを壊すとカッコ悪くなってしまい、収拾付かなくなるので、注意が必要です。
しかーし、「タミヤの色替え」ではね・・・・。
ウエさん、はーださん等、NSマイスターの厳しいチェックがパスできればよいのですが・・・・。(;.;)
三連休びっちり作業できたので、車体も組上がり、なんとか外装も塗り分けできました。
ちょっとトラブルです。 カウルをいじったので、ゼッケンの大きさが合いません。 しかたないので、版のデータを作って、プリントしてもらうことにしました。
デカールのプリントは、CGMモデルさんにお願いしました。 CGMモデルさんは、アルプスプリンターの出力ならどこよりもキレイに出力してくれます。 白も2度刷りなので、真っ白。コレを2枚貼りすれば、カルトより白くなります。 出力だけならシート1枚1000円。会社の帰りに受け取りました。
足りないデカールは、イベントで買った、86ロスマンズのアウトレットデカールを使います。 OKIのロゴだけは、黒の枠がなかったので、黒デカールに貼り、切り出して使います。
シルクデカールを貼り終えました。
プリントデカールも貼りました。
車体はこんな感じです。 チェーンが付いたら記念撮影します。
残り時間も少ないのに、読み出したら止まりません。
モデルファクトリーヒロのチェーンを組んでみます。 噂では1時間あれば組めるらしい・・・。 必要な道具を準備して・・・。
ひやぁ〜、午前!2:45かよ〜。 用意ドン!
1列片面終了。 約15分経過・・・。
2列両面完了。 約45分。
最初にプライマーとか吹いて、プレートの穴をきつめにしておけば、コマにセットしたプレートがポロポロ落ちないので、あと5分は短縮出来たでしょう・・・。
問題は車体に組み込む作業です。 スプロケとクランクケースの隙間が狭く、実車の様にはいきません・・・・。(;.;)
試行錯誤しながら、なんとかセットできました。 ちょっと、ハリすぎかな? 遊びを多くすると、チェーンラインが踊るのでこれでOK。
結局2時間の苦戦のすえ、でで出来たのであります。
朝、奥さんが「何が楽しくて、そこまでやるの?○○じゃない?」などとぬ かしてましたが・・・
これだよー!!! へへへ(^^)V
右側。サスのリザーブタンクにタイラップつけないと。
上側2本のサイレンサー、"見せ場"のスタジオ27の挽き物がどこかに行ってしまい、結局プラ棒削って作り直してます。(爆) いよいよ、ファイナルラップ突入! 外装のクリアが乾けば、ゴール。かな?
間に合いました!
何とか、完成

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