Entry No.57
SUZUKI
1964 BMW 500cc Sidecar

間に合うかどうか甚だ疑問ですが、3台目のエントリーをさせて頂きます。
ず〜っと作りたかった、BMW。自分が乗っているというのもあり BMは相当数収集しておりますが、自分のスキルがもっと 上がってから手をつけようと虎視眈々と狙っていたのです。
「そろそろつくってみてもいいかなぁ〜」と思い 決断しました。
そして制作するのは、BMW 500cc Sidecar(1/9)
また凝りもせずっていうかどんどんはまっていくプロター製。
このサイドカーレーサーは調べてみると1964年あたりのものと思われます。
東京オリンピックの年ですね・・・。
ほとんど資料らしい資料もありません、たった1枚の写真のみ。 後は想像で制作していく事とします。
サイドカーレースは現在モトGPからは離れてしまいましたが、ヨーロッパの一部の地域では大変人気があります。1950年代から1970年代までは、BMWが常勝チームでした。その後2サイクルエンジンやモノコックボディーの登場によって BMWはサイドカーレースの王者から陥落してしまいした。世界的にもあまりメジャーとはいえないサイドカーレースですが、独自のオートバイレースとして現在もヨーロッパを中心に開催されています。
早速取りかかる事にしましょう。 まずは箱を開け、相変わらず部品点数の少なさに苦笑い・・・。
とりあえずエンジンから作ろうか、フィンは積層するか・・・など 思いを巡らしながら、エンジンを見てみると、なんと!コンロッド組んでピストン、スリーブ、タペットまで組むようになってます。
「ビックリ!」です。
ピストンスリーブまであるのでは、とてもフィンの積層など 僕のスキルでは、出来るはずもありません。
クランク、コンロッドの写真を撮り忘れてます(爆)
いやぁ〜素晴らしい!! と思ったりもしますが・・・。やはりそこはプロターです。相変わらずダルなモールド、 合いが甘いなど、満載です。
フィンが積層できないので、フィンなどを整形します。
違い分かりますかねぇ〜・・・??
とりあえず、モールドをくっきりさせ、仮組みしてサフェ吹きました。
1つ考えていた事を試作してみました。
パッセンジャー側にある燃料タンクですが、アルミの箱がただ載っているだけですが、存在感もおおきいので 塗装じゃな〜。
アルミを組む事も出来ないし・・・ということで ここでもキッチンアルミを貼ってみました。
サイズを測って切り出し、すり棒などで圧着。 #180〜#400のペーパーで慣らしていき、金ブラシで磨き上げ・・・
最後はそばに写っているスチールたわしで仕上げ、最後に 3Mの#1500のスポンジサンダーでヘアーラインをつけて出来上がり。
なかなかイイ感じです。マフラーなどでも応用できそうです。
ここのところペースが上がってません。遊び過ぎ、…?果 たして間に合うか、危うくなってきましたが3連休を利用して、またいつものいい加減さにも助けられながら、何とか完成させたいものです。前回写 真を撮り忘れていた、コンロッド、ピストンですが もう既に組み込み済ですが一応・・・後からは全く見えないところなのでとりあえずアップしておきます。
エンジン回りを作り込んでいきます。 先ずはネジ系のモールドを全て切りとばして。
アルミパイプ、ステン六角、極小マイナスなどに置き換えています。
キャブ回りです。
ファンネルは6mmアルミ棒から削りだしです。
やはり精密度が違ってきます。
その他、ここも・・・。
ここも
OHV特有のプッシュロッドも・・・。
エンジン回りのディテールが出来てきたので それらを組んでいきます。
汚しなども適当に入れて、エンジン完成!
次にフレーム。コレはもういつも通 り、 バリとって(大変)サフェ塗ってセミグロブラックを塗装。
エンジンを載せてみましょう。
次に、ニーラーという事は3輪。スポークの張り替えも、いつもより多めです。 側車と本体のスポークの本数が違ってます。 側車側は32本。バイク側が40本。合計112本・・・(汗)
また、ホィールの径も違っています。
キットのホィールを使用しますが、「タイヤを侵す」特性(?)を持ったプロターですので、フューエルタンクでも使用した、アルミテープを ホィールに巻く事にします。初めての事なので上手くいきますでしょうか?
こんなものを使用しました。
ほぼ出来出来上がってます。 塗料が進化していてもやはり輝きがやはり違います。
そうなるとハブもブレーキドラムの放熱フィンも 一部キットを使用し、プラ板を積層して作り直しました。
後はスポークを張るだけです・・・が・・・チェーンを組まないで済むのが、なにより・・・。 先に、側車側です。コレもいつものように、、、、。
締め切りまで後1週間をきりました(汗)
この連休中は家族の視線を気にしながら、ひたすら手を動かしました。 気になっているところをどんどん作ります。シートはキットのものを#180で表面 を削り、ソファーなどを修理する際に使用する、合皮を張り巡らしました。これはある程度伸びますし、シールになっているので 重宝しています。確かハンズで1000円位だったような…。
リアブレーキのエアーインテークを金網に変えました。
次にマフラーです。 これもアルミテープに置き換えます、しかしアールのきついところがなかなか うまく張ることができません。何とかごまかしてますが、、 上がメッキされていたもので、下がアルミテープを巻いたものです。
次にサスペンションを作ります。 いつもの通り先ずリアサスをアルミに置き換えます。
フロントはキットをそのまま使用し、早速仮組です。
何となく目安がついてきましたので側車を先ず完成させます。 バッテリー、ポンプ、をアルミで止めて、燃料タンクを固定している 革ベルトを、いらなくなった皮ベストを切り刻んで作り。 フューエルコックはアルミから削りだして。
側車完成!!
まだ細かいパーツを作っていきましょう! ハンドル回りです。グリップが何とも情けない、、、(泣) これもアルミから曵いてます。
フロントブレーキもアルミパイプとアルミ板から作り直し、 六角ボルトもステン製に交換。
プラグですがコレマタしょっぱい、、、。 プラグはC社製を使用して、プラグキャップを2.2/mmプラ棒に 1.5/mmの穴をあけて、作り直します。
プラグコードとキャップの連結は、 これもいつも通り1/mm収縮チューブです。
カウルの中の風制板をアルミに置き換えてしまいましょう 0.5/mmのアルミ板に型を取って切り出します。
タコメーターのカバーは裏からエポキシで接着
で、こんな感じ・・・。
細かいパーツが完成致しましたので、 サクサクと組んでいく事にしましょう、焦っているせいか サスを天地逆に付けてみたり、フロントブレーキが左右逆だったりと いろいろありましたが、とりあえず形になりました・・・やれやれ。
あとは、クリアーをかけて、デカールも一部作らなければなりません。 そうそうスクリーンのバキュームもだ(汗)
仕事中にデカールを制作・・・スマン。
いよいよ大詰めです・・・。 一気に完走を目指します!! 仕事中に作ったデカール、キットのデカールはこんなにデカイし 多分当時のBMマークは七宝焼のような感じだったはず、
んなわけで結局サイズ感的には7mm位 だと思い アルミラウンド状にを曵いてその上からデカールを貼って クリアーを厚めに筆塗り。
次に不得意中の不得意、バキュームプレス。 エアルマッキもOW20も型だけ撮っているので一気に4枚やります。
桃像君の力を借りて・・・。

やはり2度ほど失敗してしまいました・・・。

それと最後にダミータンク上にあると思われる、スポンジです。 これは一番柔らかいケミウッドを薄切りにして 色を塗ったら、リャンメンテープで貼ってお終い。

スタンドもこの際作ってしまいます、といってもニーラーではなく H-DとOW20のものです。
さぁやっと完成です! 最終的なチェックをしていたら、何となくカウルも汚したくなってきました。 そして現在、さびの腐食待ちです。
モテギ当日にはさびだらけなはず・・・。
吉と出るか凶と出るか・・・
お楽しみ ってわけでM-GPの制作は全て終了致しました。
(ホントか?)

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