毎回参加させて頂き今回で6回目になります。YZR250シリーズに続きNSR250シリーズを作っておりますので、今回は岡田忠行のWGPデビューマシンの'93NSR250を作成します。 2st250レプリカ全盛期にバイクに興味を持ち始めたので、GP250のマシンばかり作っておりますが、そのGP250も2010年で終わってしまい、全日本も来年いっぱい(土曜日決勝で日曜にレースが無い状態)で終わってしまう様なので非常に残念です。(2STオイルの焦げた匂いを嗅がないとレース場に来た気分になりません)
来年はGP250からKTMやホンダが撤退する様でアプリリアワンメイクになり、参加台数も15台程度に減ってしまいそうなので仕方ないのですが、 出来れば、今後もGP250が継続され、ホンダだけでなく、ヤマハ、スズキ、カワサキからもGP250に参加し、最新の市販2stが復活してNSRやTZR、Γ、KRシリーズのマシンに乗ってみたい物です。
それでは、出来の悪いガレージキット、93NSR250キットを作成致します。
まずパーツチェックをしたら市販の離型剤落としに漬けておきます。 この離型剤落としも7年位 使っているので徐々に蒸発してかなり減ってきました。
アッパーカウルやフレーム等、接着しても後から分解して塗装が出来る所は瞬着で接着して 接着面も瞬着を盛り付け整形しておきます。
アンダーカウルやシートカウルは、パーティングラインの段差が大きいのでヤスリを使ってガシガシ削ってパーティングラインを削り並行に整えます
小ビス等を使いながらパーツの仮組を行い、歪んだり、組みにくい所はトライヤーであぶったり、熱湯につけて大まかな修正を行います。
前ブレーキディスクロータはそのまま付けるとタイヤと平行にならないので、ブレーキロータ軸の外側を削ってロータ軸の内側にプラ板等でスベーサ作り、咬ましてタイヤと平行になる様に調整します。
左ハンドルのスイッチ類の向きが違ったり、タンク固定ゴムバンドが、オーバースケールになったりして、間違えていますので修正してから組んで行きます。
形が整ったら、カウル類にはフィニッシャーズの白サフを吹き、その他のパーツにフィニッシャーズのグレーサフを吹き再度仮組してチャンバー等ドライヤーでアブリ、細かな修正をします。 又、カウル類は、サフ吹き乾燥後、ファンデーションホワイト→ピュアホワイトを吹いておきます。
ゼッケン枠の黄色いデカールは、1年前の1次原型で形が不十分な時に作りその後、形を修正しており、あまり合いませんのでデカールを使わず塗り分けを行います。 白を残す部分と、デカールで塗り分け部分が隠れる所に適当にマスキングしてピュアイエローを吹きます。乾燥後、塗り分け境界線の段差が消える様にクリアを吹き、黄色い部分も後からブルーを吹いて色がマスキングからはみ出した時に、クリア層を削って修正出来る様にクリアを吹いておきます。
乾燥後、ブルーを塗る部分以外をマスイングしてブライトブルーを塗りますが、フライトブルーは 透明度が高くムラになりやすいので下地にフォーミュラフレンチブルーを吹いてからブライトブルーを吹きます。 乾燥後塗り分け境界線にクリアを吹き、2000番耐水ペーパーで軽く磨き、段差が無くなる様に磨きます
クリアで塗装の段差を消したら、デカールを貼っていきますが,ゼッケンやelfマーク等大きさが間違えている物はマイクロドライデカールを使います。 デカールを貼り付け乾燥後クリアを重ねて行き、研ぎ出しをして最後に薄めのクリアを吹き付けます。
クリア乾燥後、付属のレジンパーツを使いカウルファスナーやカプラコネクタを取り付けます。 ランナー状態で色を塗り。カウルファスナーは、ランナーから切り取り0.5プラ棒に接着してからカウルに差込だり、直接接着します。(出来はあまり良くないので素直にアドラーズネストかヒロ製を使った方が良いです)
デトネセンサーや補助バッテリーから伸びているカプラコネクタを再現します。フレームをファインシルバーで塗装後、デトネセンサーや補助バッテリーをブラックで塗装してコードを取り付ける所に0.6ドリルで穴を開け、カプラコネクタも塗装後ランナーから切り離して0.6ドリルで穴を開けモデラーズの0.56コードを通 して固定します。コードの行き先は判らないのでフレームの裏側にテープで纏めて固定します カプラコネクタは、形状がかなりいい加減ですが、色を塗って取り付けてしまえばあまり粗が目立たないので、それなりに満足しております。

エンジンやチャンバーも塗装してフレームに組み込み各パーツを組んで行き、ストロークセンサーやスピードセンサ等を取り付け多少ディテールアップします。

各所パイピングを行い、透明オイルホースは、HIROの 透明チューブ使おうとしましたが、ラッカーカラー等の色が全く乗らないので使えませでした。しかたないのでユザワヤでビーズワイヤー用のゴムヒモ0.8を買って使用しております。最近はお店から模型用透明チューブを見かけなくなってきていますので素材を買うのも大変です。

カウルを取り付け完成です。 以前は睡眠時間を削りながら、原型作りから複製、複製品の作成制作を行う作業を行っていましたが、最近は歳のせいか、睡眠時間を削ると、体調を崩たりしてしんどくなったりして来ましたので、今回から事前に原型を作っておき、複製品を製作する形にしてみました。


 

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