今年は少し早めのエントリーになりました。'71年組関西支部和歌山支店長(?)のうえさんです。(^_^)
今回のお題は、ホンダRS250RWです。 F・スペンサーが'85年にダブルタイトルを獲った時のマシンです。
マシンチョイスの理由ですが、好きなライダーのチャンピオンマシンであることと、頑張ればなんとなく形になるかなぁ?と思ったからです。(^_^;)
改造・・・と言うよりもスクラッチに近くなると思いますが、技量もセンスも乏しいので絶対的なリアルを追わず、いつものごとく雰囲気重視のなんちゃって仕様で製作しようと思います。(^_^;)
昨年と違い多少スケジュールに余裕を持ってのエントリーですので、昨年のような締切間近のチキンレースのような製作はしないでおこうと思ってますが、どうなることやら・・・。(^_^;)
まずは資料を探します。
メインの雑誌資料には「RIDERSCLUB '85年9月号」と「グランプリ・イラストレイテッド'86 1・2月号」を使用します。
どちらにもマシンインプレッションの記事に真横からの写真とストリップ状態の写 真があるので、かなり参考になるはず。
あとは昨年のモデラーGP時にコレクションホールで撮影した実車の写真を参考にします。 一応、モデラーの視線で撮影しましたが、展示位置の関係で撮れてないアングルがあるのでどこまで使えるやら。。。(^_^;)
サブの資料にこれだけの雑誌を使います。
この辺りは走行写真が中心ですが、マシンインプレッションの写真にはないアングルの写 真があるので、意外と発見があるものです。
あとは当時のWGPに想いをはせながら作る・・・ってのにちょうどいいです。(^_^)
読みふけってしまい製作の手が止まるのが難点ですが・・・。(^_^;)
ベースキットにはタミヤのNSR250を使います。 キットをひとつ使おうと思ったのですが、ジャンクパーツを漁ってたら丸々1台分出てきたのでそれを使うことにします。 って、一体どれだけジャンクパーツを買い込んでるんだか・・・。(^_^;)
まずは全体の雰囲気をつかむためにベース・・・と言うか、たたき台を構成します。 フレーム・エンジンはNSR250、フロントタイヤとホイルはNS500、リアホイルはCBR400、リアタイヤはNSR250で構成。
ホイルを換えて雰囲気がどう変わるか見てみたのですが、結構変わるモンですね。(^_^)
資料と比べてみるとエンジンは結構似てるので小加工で済みそう。 ・・・な気がします。(^_^;)
フレームなんかは大改造の予感。 1から作った方が早いのかなぁ・・・?(^_^;)
タンク&シートはこのマシンを作ろうと思ったことのある人なら、一度は考えつくであろう'86NSR500のパーツの幅を詰めて使ってみます。
NSR250と比較してこれだけ幅が違います。
とりあえず、タンクはNSR250を、シートカウルはNSR500をベースにすることにしたので、タンクとシートカウルを切り離します。
切り離したシートカウル。 タンクとシート一体の時よりも幅の違いが判りやすくなりました。
思ったよりもNSR250のシートの一番広いところの幅がありました。
これを見てなけりゃ、500のシート幅を詰め過ぎて寸足らずにしてしまうトコでしたね。(^_^;)
とりあえず左右2mmづつ詰めて様子を見てみます。
左右2mmづつ詰めたシートカウルでしたが、詰め過ぎました。
なんのために先に検証したんだか。。。(^_^;)
間に1mmのプラ板を挟んでもう一度幅を増しますが、シートカウル後端はそのままの幅にして接着。
シートカウル後端へ向かって若干絞り気味にしてみました。
スイングアームは上側の補強を切り落とし、反対側(ガルアームになってる方)にも、同じ用に補強を切り落とした左側用のスイングアームを加工して取り付けました。
ん〜・・・なんとなく雰囲気出てきたかな?(^_^)
こういうスクラッチに近い作品を作る時、本当は1/12の図面 とか作った方がいいのでしょうが、私は面倒なので作りません。(^_^;)
つか、図面を作ったところで図面通りに作れないし。(笑)
そのかわり、たたき台を構成したところで、それを写真に撮り、資料と比べながらイジる個所を書き込んでいきます。
資料と製作途中の作品をニラメッコして考えるよりも実際に手でアウトラインやアイデアを書き込んだ方がイメージが掴みやすいような気がしてます。
だからと言って再現度が上がるかどうかは別問題ですが。(^_^;)
シートカウルの加工を追加していきます。
ホントは全体的なバランスを考えてからやる方がいいのでしょうが、とりあえず思いついたトコから勢いでやっていくのが私流。(^_^;) ってコトで、そのままだと長いのでシートカウルを短縮するのと、後端を真っ直ぐするのに一旦切り離します。 切った断面に0.5mmのプラ板を貼り付けます。
ヒューエルコックの覗き穴部分の膨らみとその下の切り欠き部分をプラ板で補正。シートカウル後端の幅を若干増やすために黒い瞬着を盛ってみます。シートカウル下部のラインも変更しています。雰囲気は出てきてますが、やっぱりまだまだ似てきません。タンクの厚みがありすぎるのが一番の原因かなぁ?
シートカウルばっかやってても飽きてくるので、アッパーカウルもイジってみます。 ナックル部分はエポパテを盛って成形。ベースにしているNSR250のカウルはスラントがキツイので、全体的に丸みを持たせて、ナックルの頂点を上に移動させるようなイメージで成形していきます。 ・・・が、透明なパーツはどこまで削れたか判りにくいんですよね〜。(^_^;)
透明パーツゆえにどういう形になってるのか、あまりにも判りにくいんで、加工途中ですがサフを吹いてみました。 これで現状の形が判りました。 おぉ。。。 道のりは長いぞ。。。(^_^;)
とりあえず現状で仮組みしてバランスを見てみます。 うん、似てない。(爆) やっぱりタンクの厚みがありすぎです。 シートカウルの段の部分もおかしいし。 赤いラインを目安に加工していくことにします。
タンクは薄くするために上面部分でまっぷたつに切ります。 タミヤのクラフトノコで切りましたが、真っ直ぐ切るのが意外に難しくて時間が掛かりました。(^_^;)
五右衛門みたいに斬鉄剣でバサッ!!と切れたら楽なのになぁ・・・とか考えてしまう私はオタクですか!?(笑)
厚み(高さ?)を2mm程度薄くして、切り取った上面 部分を接着。 ついでにヘルメットの逃げ部分とタンク後端の凹み部分を加工。 タンク側面のニーグリップのエグレの開始位置を変更して、さらにニーグリップ部分を削り込んで細くしてみました。
これでだいぶ似てくるはず・・・!
シートカウルはパテ盛って削って、黒い瞬着盛って削って・・・を繰り返し、ワケのわからん状態になってます。(^_^;)
一部プラ板なども使ってますが、色がめちゃくちゃなんでホントに形状が掴みづらくなっちゃってます。 このあたりで一度サフを吹いて形を把握した方が良さそうです。
ここまでずっと暫定でNS500のフロントタイヤを付けてきました。やはりNS用そのままでは太いと判断しました。で、どうやって細くするか・・・と考えたのですが、某ねこさんのようにタイヤの3枚下ろしが良さそう。 んでも、真っ直ぐ切るのはかなり至難の業です。で、考えた挙句、3枚下ろしにするんなら、途中でブッタ切ってつなげても一緒やん!!ってコトで、NSR250のフロントタイヤの長さを詰めてみました。 思ったよりも切れ目が目立たないので、なんとかいけそうです。(^_^)
ホイルはCBR400Fに変更しました。NS用のタイヤと違いラジアルタイヤのハイトになるので、大きさ的にも合ってるような気がします。
写真真ん中が今回作ったCBRホイル+NSR250タイヤ長さ詰め。右がNS500のホイル&タイヤ。左はNSR250のホイル&タイヤ。 たぶん直径が一番近いのは今回作ったタイヤだと思うんです。
つか、そう思うことにします。(^_^;)
NS用との幅の比較。 左がNS用ホイル&タイヤ。 これだけ違います。 直径もだいぶ変わってきますね。
現状の部品でまたしても仮組み。
ちょっとはマシになったかな? んでも、まだなんかオカシイんですよね〜。 そろそろアウトライン決めないと、去年の二の舞になりそうなんですが、納得出来ないのでもう少し追い込んでみましょう。
・・・・・自爆かな?(^_^;)
悪戦苦闘のシートカウル。 パテ盛って削って黒瞬着塗って削って・・・を繰り返してます。
前回の投稿から相当イジってますが、まだイメージしてる形とは違うような。。。(^_^;)
スリットなどはまだですが、このままでは形がよく判らないので、とりあえずサフを吹いてみます。
ここでまた仮組みしてバランスを見ます。 シートカウルに合わせる形でタンクの形状も若干変えてます。 タンクは下側を削り、全高を低くしました。 前回よりはだいぶマシになった・・・かな?(^_^;)
タンクとシートカウルのバランスはまずまずになってきたようなので、このあたりで作業の中心をカウル本体に移していこうと思います。
カウルをイジるとシートカウルも変えなきゃならなくなるかも・・・なんで、まだ表面 処理とかはしないで様子見です。(^_^;)
とりあえずエアアウトレットは場所も形状も違うので、一度埋めてしまいました。 アッパーカウルとアンダーカウルの分割位置も違うので変更しますが、まずはアッパーの形状が決まるまでは現状のままでいきます。
アッパーカウルは正面部分(?)の縦方向の長さが足らないように思うので、延長することにします。
まずはナックルの頂点あたりで水平方向に真っ二つ!
斜めにならないように注意しながらクラフトノコで切りました。 案外真っ直ぐに切るのって難しいんですよね〜。 真っ直ぐな生き方してるのになぁ。(笑)
分割部分に1ミリのプラ板を2枚挟んで再接着。
その際、上の部分を1ミリほど前方にせり出す形で接着しています。 これでアッパーカウルのスラントの角度が甘くなるはず。 この後、さらにパテを盛って成形します。

とりあえず、ざっと成形してサフを吹いて仮組み。 ずいぶんマシになったような気がしますが、まだなんかオカシイ。。。 地道ぃ〜に正解に近づいてる気はするんですけどね〜。(^_^;)
このあと、ナックル部分を作り直して、カウルの分割線を変えて、アンダーカウル前方のアウトラインをイジって・・・とやることは盛りだくさんです。
そろそろシャーシもやってかないと間に合わないと言う状況になってきてるんですけどねぇ。。。 残り時間を見極めつつ、直せるトコは直して、無理ならスルー・・・かな?(^_^;)

CBR用のNSコムスターにはRS用ホイルにあるリムの内側のリブ(?)がありません。 なので、0.5ミリのプラ板でリブを作りました。 コンパスカッターで地道になぞりプラ板を切り出しました。 あとリム幅をタイヤ幅に合わせて拡大。 フロントホイルには0.5ミリ、リアホイルには0.3ミリのプラ板を細切りしたものを巻き付けてます。 本当はスポークの角度とかも違うんですが、技量的に改修は困難なので、気付かなかったコトにしてるのはココだけの話です。(^_^;)
仮組みした状態を見てるとアッパーカウルを延長しすぎた感がありました。 悩んだ揚げ句、もう一度切り離して幅(高さ?)を詰めることに。 挟み込んだプラ板に沿って切り離し、1ミリ幅を詰めました。 っても、挟み込んであったプラ板を1枚剥いで再接着するだけなんで、作業自体は簡単でしたけどね。(^_^)
それにしても同じ作業を何回繰り返せば気が済むんでしょう・・・ってカンジになってきました。(^_^;)
あと、スクリーン下の部分も延長してます。
改修したカウルを使ってまたしても仮組み。 シートカウルも高さを1ミリ増やしてみました。 ちょっとマシにはなったけど、まだなにか違うかなぁ?(^_^;)
アンダーカウルをイジれば雰囲気変わってきそうな気もしますが、う〜ん。。。。(-_-;) 完全に迷宮に迷い込んだ感がありますね。(^_^;)
♪ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道 く〜ねくね〜♪ この歌が頭をグルグル回ってます。(^_^;)
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