今年の目標はズバリ完走! という訳で、TopStudio製YZR M1 トランスキット + HOBBY DESIGN製ロッシフィギュアで完走を目指します。
ModelerGPなので、TopStudioの作例に負けない?デキに作りたいとは思っていますが・・・。
仮組み。
フレームに各パーツを仮組みします。 さすがTop Studio製、なんのストレスなく合います。組み付けにタミヤのネジは使わないので、エンジンハンガーの穴をプラバンで塞ぎ、改めて0.6mmの穴を開けます。 ボルト類はチューナーモデラー製に置き換え。
一応、フレーム内側をエポパテで埋めました。
ステップボードも裏打ち。
ハンドル廻り アクセルワイヤー基部・ボルト類を金属製に置き換え。 画像では分かりづらいですが、ブレーキレバーの内側に溝を掘り、一部を穴あけ加工。 この加工、プラでは強度の限界です。 いつ先が折れても不思議ではないです・・・。
キャリパーマウント部をリューターで軽量 化。 また、リザーブタンク部も2mmで穴あけ後にプラバンでフタをして段差を表現します。

外装の塗装。
プライマー → サフェーサー → アルティメットホワイト(ガイア)→パールホワイト → GXクリヤー(クレオス)→ 調色マイカブルー → ブルーパール → クリヤーブルー → GXクリヤー → デカール貼り → GXクリヤー
この後、乾燥から研ぎ出し後、さらにシャバシャバに希釈したクリヤーを仕上げ吹きする予定です。 トップスタジオのデカールですが、かなり硬くて、マークソフターがあまり効きません。
また、糊も強いので、たっぷり水を付けないとすぐに貼り付いてしまいやすく、けっして貼り易くありません。 お湯を使ったほうがうまく貼れるかも。(私は水で貼りましたが)

マイカブルーは、インプブルー(町工場)をベースにロッシブルー(フィニッシャーズ)を加え、純色マゼンタ(ガイア)で赤味をたします。 これを下地として、顔料系クリヤーブルーを重ねています。 自分のイメージするマイカブルーになったと思いますが・・・。
カウルステー。
カウルのフィッティングは、フロントエアインテークとシュラウドの接着角度にかなり左右されます。 本来は、ベースのタミヤキットのフレームに合うようになっているハズですが、なぜか合いません。 結局、一部ステーを真鍮パイプで作り直しました。 キットの太いステーからだいぶシェイプすることが出来たので、結果 的には良かったのかな・・・。
エンジン。
'08仕様のパーツ、繊細なディティールのクラッチ・オイルパン等、非常によく出来ています。
スイングアーム。
チューナーモデル(T2M)製のパーツでディティールアップ。 チェーンプラー・アクスルシャフト・ボルト等、どアップで撮らないと凄さが分かりません。
チェーンプラー
フロントフォーク ここも細々と加工しています。 T2Mのボルト挿しまくりです。
ディスクローター。
カーボンのギラギラ感を出すために、フラットブラックにシャインシルバーを混色。 フローティングピンは、両面テープでリューターに貼り付け、240番のペーパーで回転跡を付けています。 なかなかセンター中心にキズが付かず難しかったですが、効果は大です。
マフラー。
バイク模型のなかで、一番苦手なのが、チタンマフラーの焼け色の表現。 何度やっても納得がいかず、この程度にしか出来ません・・・
電装コネクター。
このキットの一番のキモ?
細かすぎて、塗装もキツイですが、チョット力が入ってしまうと即折れてしまいます。 ここからの配線が最大のヤマ場です。 カーボンデカールはスタジオ27製の綾織SSで、こんな場所も問題なく馴染みます。 ちなみに、ほとんどが一枚貼りです。
ほぼ全てのパーツの塗装が終了したので、いよいよ組み付け作業です。 配線が多く、フィッティングが非常にタイトなのでなかなか進みません。 メーターパネル裏の配線、どこに繋がるかよく分からないので、かなりテキトウです。 熱収縮チューブや0.45mm・0.3mmコードを使ってそれらしく。
おなじみの組み立てチェーン。 今回も苦労しました。 長さを合わせてから、スイングアームに通して最後のコマを付けて輪にします。 ここまでは意外にスムーズでしたが、仮組みしたら2コマ分長いことが判明。 詰め直してもう一度スイングアームに通して輪にすると、なんとねじって組み付けてしまいました。 再度直してから、いよいよスプロケットに嵌めようとしたら、テンションがかかり過ぎて千切れました。 気を取り直して、なんとか組み付け完了。
この周辺はカーボンだらけ。 マスターシリンダーはステップボードにイモ付けはせず、洋白線の芯を入れています。
リヤキャリパーはT2Mパーツを多用してディティールアップ。
やっと自立。
もう少しで完成!
と言いたいですが、まだまだ多くのパーツ&配線が残っています・・・。
カウルのフィッティング
普段は完成後にカウルを外すことは考えていないので(破損や塗装面の剥離の恐れがあるため)、どうしたら安全かつ確実に装着できるか悩みました。
結果、サイドカウルにピンを打ち固定できるように加工。 アッパーカウルとの接合は0.5mm洋白線を埋め込み、フレームへは1mmプラ棒を挿し込めるようにし、この2箇所だけでもかなりしっかり固定できるようになりました。
最後にアンダーカウルを嵌め込めば、かなり頑丈に固定できます。
効果的なレバー加工。
正面から見ると、クラッチ&ブレーキレバーの穴あけ加工がかなり効果的です。 でも取り扱い注意。 転倒したり指を引っ掛けたりしたら即折れます・・・。
バンジョー。
カウルを嵌めたのは、あくまでフィッティングを確認するためで、まだまだ完成には至りません。
フロントキャリパーのバンジョー、基部より上はT2Mパーツ。
キットのもデキは良かったのですが、パーティングラインがキツイのと、ブレーキホースを挿そうとしたら簡単に折れてしまったので、急遽取り付けました。 しかしアップで撮るとアラが目立ちます・・・。
サイレンサー カーボンデカールを貼ってから、エッチングのリベットをエポキシで接着。
サイレンサーバンドもエッチングなので、そもままでは硬くてきれいに丸められません。
パーツをライターで焼きなますと、金属の弾性がなくなって楽に丸められます。
フロント周り 細々した配線もやっと終了。 想像以上に大変で、かなり時間がかかりました。 ステアリングダンパーもネジ留めではなく、真鍮パイプと洋白線で固定。
完成まであと一歩。
今回一番時間がかかったのは、パーツの加工や塗装ではなく、組み立て作業でした。
やはり配線とパイピングが最難関で、何度もトライ&エラーの末ようやくここまでたどり着きました。
あと残すは、シート下の配線・トランスポンダ周辺の配線・ステップ関係だけとなりましたが、一箇所の作業に集中していると、組立て済みのパーツ(特に突起しているパーツ)を破損させてしまい易く、気が抜けません。
予想通りクラッチレバー先端を折ってしまい、かなり凹みました・・・。
完成!!
今回はスクラッチではなく、タミヤキットをベースにディティールアップパーツを組むだけなので、比較的簡単にできるだろうと思っていたのですが、考えが甘かった・・・。
最新のマシンは、無駄なスペースなど無くて各パーツのフィッティングが非常にタイトです。
それはこのキットも同様で、どこか一箇所ズレて付けてしまうと必ずどこかにしわ寄せが出ます。
最後にトランスポンダがカウルに干渉してしまい、1mmずらして取り付けるハメになりました(なんとか不自然に見えないよう誤魔化しましたが)。
しかし完成させると、この密度感はタミヤキットをストレート組みしたものとは比較になりません。
改めて見ると、デカール貼り位置のミスも数箇所ありますが、ほぼ満足できるかな? ただただ疲れました・・・。
モデラーGPじゃなければ、たぶん途中で飽きて完成しなかったでしょう。
来年もこのテンションが続くかな・・・。
 
オマケ ホビーデザイン製 ロッシフィギュアを乗せてみました。
慣れないフィギュアの塗装、ヘタです・・・。

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