早いもので7回目の参加になります。 一応毎回参加して完走しておりますので、今回も完走目指してがんばります。
最近はNSR250シリーズを主に作っており、80年代のNSRに興味が出てきたので 今回はNSR250シリーズの元祖'85RS250R-Wを作ります。 。
まず簡単な図面 を書いて印刷しておき、図面を元にフレームやスイングアームを作ります。 タイヤは、モテギ仕様では、リヤに17インチタイヤが使われていたので少し迷いましたが、 当時のグランプリイラストレイテットの資料では前後に16インチが使われていたので 前後16インチのNS500ホイールをベースに使用します。
シートカウルを作ります。 シートカウルは上面だけ横幅を決める為にNSR250を使い 後はプラ版を使い図面 に沿って各面ごとに切り取り、箱状に貼付け形を整えパテを盛って整形します。
アッバーカウルやタンク、フェンダーは図面 を元にNSR250から改造して、フレームに取付て、全体のバランスを見ながら形を整えて行きます。
外装が整ってきたら内装を作って行きます。 エンジンはNSR250をベースに長さを少し延長し、チャンバーは熱を加えなくても曲げられるブラ棒等を使い、芯になるように曲げて、パテを盛り形を整え整形します。
ステップやチャンバー等大まかなパーツを作り、カウルも修正を加えながらたたき台としてラフ原型を作ります。
ラフ原型を元にモテギの実機と見比べながら細かなラインを修正して、小さいパーツも作りサフを塗り原型を完成させていきます。
原型を複製出来る形に分解して抜き屋に複製を依頼します。 今回はメタルバーツ(銀)や黒レジン、白レジンの3色で複製を依頼し、多色整形にして塗装をしなくてもそれなりに見える様に色分けしてみました。
せっかく高価なメタルパーツを入れるので、エッチングパーツも多用してみました。
本体の工作に取り掛かります。
最初に細かいエッチングパーツを瞬着を使い接着していきます。
多少合いの悪い所はありますが誤魔化しながら組んでいきます。
次にメタルフレームの仮組を行います。 穴が塞がっている所は開口して組んで行きますが、肉抜きしていないのでとても重たいです。
仮組が済んだら、一度バラして、メタルパーツの表面 処理を行います。
カッターで表面を軽く削りワイヤーブラシで磨き、400番のタイラーやヤスリ等で表面 を整え、1000番のペーパで磨き最後はビカールで表面を拭いていきます。
慣れていないのもありますが、これが結構時間がかかりました。
表面が整ったらフレームをハンダ付けします。 ハンダ付けも、電子用のコテは温度が低くてフレームの溶着が出来なかったので、40Wの多少温度が高いコテを使い表面 を溶かしハンダを盛り付けながら溶着しました。
溶着後、カッターやヤスリで形を整えます。
ネジの取付部分にドリルで穴を開けスイングアームやラジエターを取り付けていきます。
メタルフレームは、表面処理やハンダ付けに慣れないと時間が掛かりますが組み上がると金属フレームに重量 感がありがとても良い感じです。
各パーツにヤスリをかけ表面 処理を行い、穴の埋まった接合部分は1mmや1.5mmドリルで穴を開口し差込、ネジで留めて仮組して多少のゆがみがある所は、ドライヤー等で修正していきます。
スタンドがレジンでフレームが重く不安定と思いましたが、取付けると意外に安定してくれる様です。
カウルを取付ます。
アンダーカウルはチャンバーのボリュームをギリギリまで持たせすぎて多少はめずらいので、 チャンバーとリアサスユニットが干渉する部分を削りもう少し上にチャンバーがマウント出来る様にして アンダーカウルが楽にハマル様に加工してみました。
無塗装でもシェイクダウンしたてのRSみたいで、それなりに見えて良い感じです。
十分な仮組が終わりましたらカウルの塗装に移ります。
ウェーブの離形剤落としに浸けてから表面をペーパで磨きアクリルプラサフ白で下地を塗りファンデーションホワイトで表面 処理をしてピュアホワイトで仕上げ、最後に青や緑の塗装境界面を中心に全体的にクリアを軽く吹いておきます
ゼッケンプレートの緑は塗装の方が綺麗に出来ると思いますので、緑色を調色して塗ります。
マイクロン・マスキングテープ枠を縁取り全体をマスキングします。
緑をエアブラシで吹き付け、マスキングが甘い部分に塗料がはみ出しますが、 大まかにコンパウンドで拭き取り、境界面はカッターを軽く当ててクリア層事表面 を軽く削り取り修正します。
塗装は、本体に組み込んだとき塗り分けたラインが直線になる様にフレームに固定してからマスキングして塗装します。 ロスマンズブルーは、どの様に調色して良いか分かりませんでしたので、とりあえずブルーに黒を混ぜてデカールの色に近い紺色を作り塗装しましたが、くすんだ色になり、色合いが悪かったので フライトブルーを軽く上から塗って色を整えなんとデカールに近い色になりました。
マスキングを取り、はみ出した塗装はコンパウンドやカッターで削り取り、色の境界線は、デカールを貼った時 段差が出ない様にクリアを厚めに吹きサンドペーパで均します。 乾燥後ロスマンズのラインがズレない様に再度フレームに取付けてから貼り付けて、残りはフレームから外し貼って行きます。 デカールを貼付け乾燥後、クリアを重ね吹きしてしながら軽く研ぎ出しをして厚塗りし2週間位 乾燥させます。
カウルを乾燥させている間に車体を塗装します。 エアボックスはクリアに白を数滴垂らし少し透明度のある白色にしてエアブラシで吹き仕上げてます。 乾燥後、切取ガイトを貼付けエアボックスを切取りフレームの下側から取り付けエンジンを取付け、キャブを取り付けします。
カウル以外はサフ吹きが面倒なので基本的にサフを吹かず表面 処理をして直接色を塗っていきます。
メタルバーツは塗装する部分にメタルプライマーを塗ってから塗装しております。
タイヤはレジンの色がゴム製のタイヤより実車に近い色合いだったので、塗装をせず表面 処理のみを行いました。 ホイール部分のみセミグロスブラックで塗装します。
ブレーキホースは銀色に塗ってから半透明のテープを細切にしてスパイラル状に貼り付けてます。

カウルのクリアが乾燥したらデカール段差が無くなる様に研ぎ出しをして最後に薄めにクリアを全体に掛け仕上げます。 クリアが乾燥したらカウルを組みつけ完成です。

今回は特にスペンサーのダブルタイトルマシンなので、いつもより時間をかけメタルパーツやエッジングなど、使い作ってみたした。 最後に協力して下さったMaxさんドーハンさん、その他ご意見を伺った方々ありがとうございます。

 
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