Entry No.14 よしをさん '10 MVアグスタF4 |
はじめまして。よしをと申します。
バイク模型のコンテストと言うことを知り、この度参加させていただきました。 えっと・・・いきなりですが、下手くそな絵ですみません(汗) 即席で書きました・・; フルスクラッチビルドで、2010年式MVアグスタF4を製作致します。 かなり出遅れましたが、完成目指して頑張りますので、皆様宜しくお願い致します! |
僕がやっているペーパークラフトは、YAMAHAさんの公式サイトにある精密ペーパークラフトに近いです。 |
特に理由はありませんが、バイクの模型を製作する時はエンジンの側面図を空き箱に書くことから始めています。 これを手書きで複製し、複製したものを直接切り抜き、骨組みにします。 |
ロワー側のシリンダーの製作です。 主にガスケットが入っているところを基準に、パーツ割を考えます。 |
こまめに骨組みを組み込みつつ、どんどん上へと製作してゆきます。 骨組みは主にある程度の厚みや強度のある(そしてコストのかからない)、ガリ○リくんの箱や、ティッシュ箱です。 |
|
クランクケースです。 |
ここもシリンダーと同様、骨組みを作り、紙を張り付けていきます。 |
リブやある程度の補機類を取り付け、6〜7割出来上がったところで、いったんエンジンの作業は中断します。 最後まで作ってしまうと、この後製作するフレームやスイングアームと干渉する恐れがありますので、残りは他のパーツの様子を見ながら取り付けることにします。 |
実は完成後に時間が余った時にクラッチでも作ろうかと思っていまして、クラッチカバー内にちょこっと下準備をしています。 |
リアタイヤの製作です。 紙を積層して削り出す方法が一番再現度が高いと思いますが、 別の方法で製作していきます。 アグスタF4の公式スペック(アグスタ社のHPを参照して下さい。)よりタイヤサイズを把握し、それを元に骨組みを製作します。 |
R部分の骨組みは、特に念入りに組み込んでいきます。 この骨組みは多ければ多いほど、完成後の見栄えが良くなります。 |
骨組みに紙を張り付けます。 そうして出来上がったのですが、なんだかこう・・・細いような気がします。 |
再度公式スペックのタイヤ幅を計算してみたところ、計算違いがあったらしく、2/3程幅の細いタイヤになってしまっていたようです。 と、言うわけで、リトライします。 写真は、左が計算ミスのまま製作したタイヤ、右が修正後のタイヤの骨組みです。 |
骨組みには空き箱を使っています。見えないところだから使っている、と言うのもありますが、紙の断面 を糊しろに使っているため、ある程度厚みがあって、丈夫だから、という理由もあります。 市販の画用紙でしたら、ケント紙やボール紙あたりが骨組みに最適ではないかと思います。 |
タイヤの表面を製作します。 サークルカッターで切り出したパーツに、指で曲げくせをつけていきます。 これを骨組みに張り付けて完成なのですが、完成したタイヤのみの写真を撮り忘れてしまった為、タイヤの完成写 真はホイール作成、組み付け後です。 月並みですが、作るのに熱中し過ぎ、写真を撮り忘れてしまいました(笑 |
リアホイールの製作です。 写真では分かりづらいですが、星形のパーツを2枚切り出し、上に乗っている方は一部切り抜き、下側はそのままです。 |
それらを接着し、下側も切り抜きます。 こうして、ハブの辺りに見られる段差状の構造を再現しています。 しかしこのままでは少々格好が悪い為、少し細工してみます。 |
まずは紙を切り出して・・・ |
紙がしなしなになるまで折り癖をつけます。 |
何度も曲げ癖を付け、このようにはがれてきたら、そのまま2枚にはがします。 |
枚のうち一方にホイールの骨組みを張り付けて・・・ |
もう一枚の方にボンドをべったりと塗りつけ、乾かないうちに上から貼り付けます。 その後ゴシゴシと指でスクラッチし、骨組みを浮き上がらせます。 その後、いらない余白を切り抜けば、細工の終了です。 先程黒い紙を剥がしたのは、剥がさないままでは厚過ぎてしまい、下からうまく浮き出てくれない為です。 |
タイヤとホイールを組み合わせ、タイヤの出来上がりです。 |
スイングアームです。 工程はエンジンと同様、骨組み製作→周りに紙を貼る、の順番で製作します。 |
リアスプロケット調整機構ですが、特に何キロ走行車と言うわけではありませんので、一番前にセットして製作しました。 |
リアブレーキディスクには、サークルカッターでそれっぽく擦れ痕をつけてみました。 |
ネットで調べてみたところ、36丁のスプロケットがあるとの事でしたので、リアスプロケットの丁数は36丁にしました。 本音を言うと、このスケールでこれ以上丁数が増えますと、自分の腕的に限界と言うのが、一番の理由です。(泣 |
アクスルシャフトを組み付けた後、ブレーキディスクとタイヤとともに、スイングアームに組み付けます。 ボルト等の細かい部品は、完成が見えてきて時間があれば製作します。 |
リアショックです。 アルミホイルみたくキラキラ光っている部分には、「オフメタル」という種類の紙を使いました。 この紙は表面が艶々しており、回転部分の軸受けに使うと、とてもスムーズに回るようになります。 ただその分、木工用ボンドが乗りづらい欠点があります。 今回はリアショックのほかに、リア、フロントのアクスルシャフトにもこの紙を用いています。 |
スプリング部分は、NTラシャ紙を使用しています。 ばねの曲げ表現は、後のエキマニ製作時に解説いたします。 |
オフメタル紙、他にも使っているのを忘れていました。 フロントフォークのインナーチューブに使用しています。 アウターチューブには、ちょうどいい色合いの画用紙が無かった為、どうしようかと悩みましたが、それっぽい色合いのパッケージを持つ空き箱があった為、それを切り出して使っています。 |
今まで作ったパーツを組み合わせ、仮組をしてみます。 フレームがちょっと細い為、作り直しですね。 この時点で空き箱のみで製作していた1台は、時間的に諦めました。 この2台も最後まで作りたかったのですが・・・ |
時間的に2台製作も厳しい為、一度分解し、 2コ1でいいとこどりして1台だけ組み上げることにします。 |
手前側がいいとこ取りで組み直したものです。 奥側は余り物を寄せ集めて一応組み上げましたが、今後は放置します。 フレームを製作していた時に思ってはいたのですが、やはり細過ぎますね。 作り直します。 |
エキゾーストパイプは、中までぎっしり紙を丸め、曲げた時にパイプが潰れないように注意して製作しています。 |
具体的には、断面はこのようになっています。 実車において、エキゾーストパイプを曲げる際に、あらかじめ中に砂を詰めておいてから曲げるのと同じ要領です。 フレーム、オイル関係、冷却水関連のパイプやホースも同じように製作しています。 |
実車のエキパイを見てみたところ、焼け色が付いていまして、どうやって表現しようかと悩んだのですが、とりあえず実際に燃やしてみました。 焼き過ぎたところがポロポロと剥がれ落ちてしまったのですが・・・ |
何となく錆っぽい感じになっていますので、雨の中ほったらかしにしてたら錆びちゃったと言うことでこのまま進めます(笑) |
ここで一旦エンジンを降ろし、0.1〜2mmの細さに切った紙を使って配線を行います。 |
再度エンジンを載せてECUと繋ぎましたが、やっぱり全然見えませんね。 |
ラジエーターです。 |
エアクリーナーボックスを作ると確実に見えなくなりますが、資料を参考に、一応中身も作りました。 |
タイヤの時と同じく、上から紙を貼って着色するために骨組みを作っています。 さようなら、頑張って作った中身・・・(涙 |
アグスタのサイレンサーはやっぱり丸型! と言うことで調べてみたところ、新型アグスタ用の丸型サイレンサーがあるとの事でしたので、そちらを作りました。 |
タイヤの時と同様、骨組みの上から紙を張り付けました。 |
配線をしてみたのはいいものの、配線図が手元に無いので、適当に処理するか切り飛ばすか迷っています。 |
カウルは出来たんですが、その他細かいところが間に合いませんでした。 |
とりあえず風防だけちゃちゃっと作って、何とか見れるようにはしたんですが、ご覧の通 り、アクスルシャフトがただの棒だったり、完成はもうちょい先です... |
テール周辺をフェンダーレスにしたりして、少しカスタムしています。 |
給油口が作れていなかったり、エンブレムが入っていなかったり… 完全に自分のペース、そして技量 を見誤りました。 反省です。 |
4日遅れでフィニッシュ!
実車と比べると「ん?」と思うところも多々ありますが、何とかアグスタと分かる造形にはなったと思います。
AGUSTAの文字は流石に無理でしたが、エンブレムも紙で色分けしてみました。
せっかく中身に力を入れたので、右側のカウルは取り外しました。
無い方がすっきりしてますので、タンデムステップは作りませんでした。タンデムシートはありますが(笑)
結局間に合いませんでしたが、とても貴重な経験になりました。
今度は締め切りに間に合わせるぞー!