Entry No.44マイジェル ナンセル
'02 Honda NSR500 / Fortuna Honda Gresini / Daijiro Kato
2003年開幕戦鈴鹿で悲劇の事故で亡くなった加藤大治郎選手のマシンを今回作りたい と思います。 バイクのトランスキットは初めてなので上手くできるか心配ですが頑張って〆きりま で完成させたいと思います。
 
  資料はMotoGP&GP500 RACERSとライスポ2003 2月号。
     
  まずはメタルパーツをハンダで溶接 スイングアームはプラパーツを溶かさないよう に手早く溶接します。
     
全てのメタルパーツを溶接。 スタンドを溶接するとき溶かしてしまい ちぎれてしまうアクシデントがありました がハンダを盛ってなんとか修正しました。
溶接した部分とバリを棒ヤスリで削り、全体をフィニシングペーパーで磨きます。
180〜600〜1000番のペーパーで磨いた後ブタ毛のブラシで仕上げます。
 
真鍮パイプをハンダでコーティングします。
 

パイプをカットしてスタンドに溶接。

エッチングもついでに溶接します。
パイプを溶接するとき、またちぎれるアクシデントが〜(あれほど気をつけてたのに)。

次にカウルの加工です。

ダクトを裏からリューターであけます。

フロントのエアインテークを深く彫ります。

塗装後、ラジエターを後ハメできるように接着面のまわりの凸 凹を削ります。

サブラジエターの冷却ダクトが塞がっているのでここもあけます。

カウルを合わせると、こんな感じです。
 
キットのシートカウルは開幕前テスト仕様のタイプなのでパテを盛って実戦仕様に改 造します。このとき一緒にスジ彫りを深く彫りなおし虫ピンを通す下穴をあけておき ます。
チンバーが干渉するところをリューターで削ります。
仮組みしてみました。 アッパーカウルはほとんど問題なくおさまりました。 資料の写真と比べるとシートカウルからサイレンサーがちょっと出てるかな。
説明書どうりにリアタイヤをスイングアームにはめるとスカスカなので プラキット のブレーキディスクパーツの中央部分を切り取ってエッチングパーツの裏に接着しま す。ホイールにも0.8mmのプラ板を接着してピタリとはまるようにします。
フレームにピンバイスで穴をあけ ブラックボックスを付けれるようにします。カウ ルに干渉するのでカウルの裏を削っておきます。
     
  チャンバーは溶接跡のモールドをフィニシングペーパーで消してから、のばしランナー で作り直します。このときサイレンサーフックも接着します。
   
  塗装前、最後の仮組みです。
 
カウルの塗装します。
最初にクレオスのレジンプライマーを吹き付け、次にモデラーズのベースホワイト、 カンペハピオの蛍光レッド モデラーズのスーパークリアー。マスキングをしてクレ オスのシルバー(8番)、ブラックの順で塗装します。そしてもう一度スーパークリ アー塗装します。

最初にガンメタ、シルバー 白のデカールを貼ります。 乾燥してからモデラーズのメタルックを1mm程に切ってデカール(シルバーのライン)の上から貼ります。(キットのデカールは普通 のシルバーで印刷されている。実車は メッキシルバー)

次にスポンサーデカールを貼ります。アッパーカウルの74 Vefroresina、タンク上部のFortuna、フロントフェンダーのミシュランマークはちょっと大きかったのでRC211V用を貼りました。
 
デカールが乾いたらクリアーコートします。 クリアーはモデラーズのスーパークリアーを4回に分けて塗装します。 乾燥後 1000番のフィニシングペーパーをかけて 最後に精密屋のウレタンクリアー を塗装します。
  ここにきてリアフェンダーの形が違うことがわかりました。 プラキットのパーツを使ってパテを盛って修正。

アクセルアジャスターは洋白線と真鍮パイプでディティールアップ。
カウルの塗装が乾く間に各パーツを塗装します。
 
リアフェンダー チェーンガードはST27のカーボンデカールを貼ってクリアコート。 メタルパーツはメタルプライマーを吹き付けデカールを貼ってクリアコートしました。 これでメタルの酸化を防ぎます。
 
砥ぎ出しする前にカウルの裏をセミグロスブラックで塗装します。 砥ぎ出しは1500→2000番のフィニシングペーパーをかけ、コンパウンドで磨きます。
コンパウンドはタミヤ、モデラーズ、精密屋の順で使用。
研ぎ出しを終えたカウルにスクリーンを接着。サブラジエターインテークは裏から金 網を接着しました。
 


シートストッパーはプラ板で自作。
リベットは手芸店で見つけたスタイルピンを使っ てみました。
サイレンサーフックにスプリングを引っ掛けます。ここだけで無茶苦茶時間をとら れました。
 
パーツを全て組み立てました。
あとはカウルをつけて、タイヤデカールを貼れば完成 です。
完成!
なんとか間に合いました。
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