No.15 / ごっちゃん
'03 HONDA RC211V(Telefonica Movistar Honda / S.GIBERNAU)
35才。模型歴12〜17才までの6年間(ガンプラ・素組み)。 昨年から本格的に復帰して約1年(バイク・F1)。
初めて参加することになります。皆さんよろしくお願いします。自分のスキルはまだまだなのですが、持っている範囲でできるだけ のことをしたいと思います。もちろんこの製作でのスキルアップも 期待しつつ。

03RC211Vのジベルナウ・バレンシア仕様を作ります。
マフラーの「devil」マークがないのですが、STUDIO27さんから 04テレフォニカのデカールが出ることをちょっとだけ期待しつつ 進めていきます。 アンダーカウルのチェッカー部分は切り貼りするつもりです。 マフラーはSTUDIO27のものを使うことにします。
あとは初めてのエッチングパーツの組み込みにも挑戦します。
フロントフェンダーは以前作ったものを複製したものを使います。
満足行く形がでるまでずいぶん時間をかけたものなので、これを また一から作り直すのはしんどいなぁというのが理由です。あと、複製一体パーツになっているほうが強度の面 でも有利ですし。 右が原型、左が複製です。
フレームのサイドカウル取り付け位置を変更するために取り付け 基部を切り取りました。基部は後で使うのでなくさないようにしな いと。
いつもエアブラシ洗浄に使っているラッカー薄め液(プラが溶ける やつ)にランナーを漬け込みます。

フレームに開いた穴にドロドロにとけたランナーを盛り付けます。なんでこんなことをするかというと、カウル取り付け基部を後で プラ用接着剤で付けたいからです。普通のパテで埋めたりすると接着手段は瞬着かエポキシぐらいしか 使えなくなるし、表面処理をしてしまうと接着面の強度が心配です。なのでプラ用接着剤できっちり溶かして付けたほうがいいと思いました。今まで自分の中で暖めていたた手法ですが、今回初めてやっ てみることにしました。上手くいくといいのですが。

  前回フレームに盛ったプラですが、1週間経ってもまだ柔らかいです。時間がかかるのは覚悟していましたが、固まるのに1ヶ月ぐらいかかるかも。一度に盛らずに少しずつ盛っていけば良かったと少し後悔。
シートカウルのエアインテーク部分の形を変えました。赤いラインからプラ板で延長してあります。青いラインは組み付けた後に気が付いたので後でこのような感じに修正します。
シートカウルを組み立てました。
エアインテークの奥のラインが少し変です。
溶きプラを盛ったフレームですが、廻りを溶剤が侵食して柔らかくなってしまったので、慌てて取り除きました。 結局大きく開いた穴をプラ板で塞いで、溶きプラを盛るのではなく薄く塗っては乾かし、というのを繰り返しました。 塗料やパテと同じで厚く盛ったら乾くわけないですよね。 やってから気付くなんて馬鹿な自分。
ステップにエッチングパーツを付ける部分を薄く削りました。 ヒートガードはエッチングだといまいちな気がするのでキットを残します。 削る時に周りが傷つかないように慎重に。左側は特に時間をかけて削りました。
クラッチ廻りです。クランクケースカバーは掘り込みました。 削ったはいいけど、どうやって表面を整えるか悩みましたが、ペーパーを小さく 切ったものを折りたたんでピンセットを使って地道にやすりました。 オイルキャップはキットのものを使ってます。 クラッチは上からエッチング、1mmプラ板、エッチング、キットパーツを削ったもの、 その周りにエッチングという構成です。
ステップやクランクケースカバーを削るのに使った道具です。 彫刻刀は彫るというよりも削るために使います。刃を横に滑らせて削るわけです。 安くて便利な道具は大好きです。 先が細いやすりはステップの奥まったところやヒートガード付近を削るのに役立ちました。
仮組みをした状態でステーをフレームに接着します。 さらさらタイプのプラ用接着剤を使用してしっかり溶かしつつ接着しました。
メガホンマフラーはスタジオ27のメタル&アルミ製に置き換えます。 最初は半田付けで全部付けようとしたのですが、復旧不可能なほど溶かしてしま い1つダメにしてしまいました。2500円がパァです(泣)。というか既に入手困 難だし。 あと、私のやり方がいけないのか、そもそも無理なのかはわからないのですが、 アルミとメタルの半田付けは上手くいきませんでした。 ロッシ用に取っておいたものを使い再度挑戦。 今度はアルミとメタルの半田付けについてはあきらめて、瞬間接着剤で付けまし た。 赤で囲ってある部分はステップの形状変更によって干渉してしまう部分ができて しまったため、メタル側を削りました。 モールドを作り直すことも考えたのですが、それをやってしまうと間違いなく完 走できないと判断して止めました。 この時点で12月終盤です。
反対側です。 エキパイとメタルパーツとの間には1ミリの真鍮線を入れてあります。 瞬着で接着しました。
レーシングブルーを缶から取り出しました。ストローを噴出し口にテープで固定しています。 曲がるストローがお勧めです。やったことはないですが、真っ直ぐのストローだ と多分派手に飛び散ると思います。 この方法だと安全ですが缶の中身は少し残ってしまうんでしょうね。でも缶 切り で開ける勇気は私にはありません(笑)。
カウルをなんとか正月休み中に塗ることができました。 下地にフィニッシャーズのファンデーションホワイトを吹いています。 アンダーカウルはマスキングしてファンデーションホワイト、ブリリアントグリー ンの順に塗る予定です。
デカールを張ってオートクリアーを吹きました。 研ぎ出し中に下地が出たりデカールを擦り切ってしまったりしました。 実はちゃんと研ぎ出しするのは初めてで、なかなか思い通 りには行きませんでし た。 下地が出てしまったところは何とか修正したのですが、デカールを擦り切ってし まった所は張り直している時間はもうないのでそのまま進めました。 そして写真にあるように研ぎ出し中にアッパーカウルを壊してしまいました。 プラ用接着剤で何とか付きましたが、接着個所が汚くなってしまいました。

後もう少しです。 完成させるだけでいっぱいいっぱいになってしまって、ここまでの経過を写 真に 撮るのをすっかり忘れてしまいました。

カーボン部分はカーボン風塗装をしました。これも初めてやりましたが、こちら はまあまあ上手くいきました。 ただ、クラッチカバーのカーボンの「目」の方向を間違ってしまいました。

カウルの装着でまた問題発生。 アンダーカウルがどうしてもはまりません。 リューターで干渉している部分を削ってなんとかはまるようになりました。 もっと仮組みをしっかりやらないとダメですね。

時間が経つにつれ、どんどん目標を下方修正してなんとか完成に漕ぎ着けました。 当初やりたいと思っていたことの半分もできませんでした。 もしかすると自分は締め切りがあるとダメなタイプなのかもしれません。 ただ今回いろいろ初挑戦のことをやってみて、上手くいったところは自信になり ましたし、失敗したところは今度はどうすれば上手く行きそうかいろいろ考えることができたし、本当にいい経験ができました。 参加させて頂いて本当にありがとうございました。
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